瀬棚港
足繁く通い続けた瀬棚港ですが、実は南外防にはまだ乗ったことがなくいつも埠頭から眺めているだけでした。せっかくの連休なので、ここは一つ先端まで行ってのんびりやってみようと思い立った。
例によって15日の土曜は昼まで仕事なので、終わったら速攻中山峠・長万部経由でせたなに向かう。意外にも車は混んでない、渋滞らしい混雑もなくすんなりと港に到着したのは17時近く。
ちょうど車が1台、ほとんど同時に着いたらしいので声を掛けてみると、今日が釣り2回目という初心者カップルさんであった。
タックルをセットし先端に行ってみると3人だけの貸し切り状態、風がちょっと3/8ozならなんとかできそう。この時期の17時というのはまだ十分明るい、今日はしばらく使わずに寝かせてあったSX3600C SWのシェイクダウンのつもりだったので釣果は正直あまり期待していなかった。
意外にと言っては何だが、フィーリングがいい。マグネットブレーキの調整ダイヤルが22段階になってるから、旧型のスプールにシンプルなマグネットブレーキのくせに微妙なコントロールがしやすいのである。これでスプール精度がもうちょっと高ければミリオネアなんかとも勝負になるんだろうが、後でAVAILスプールとSiCベアリングでも換装してやろうか。
底を探っていると15mくらいのところに根があって魚が着きそうな雰囲気がある(実は5本くらいフックを持って行かれた)、それでも懲りもせず底を叩いているとゴン!という軽い当たりがあり、合わせると結構な重さである。まさかこの時期にホッケでもないだろうと思っていたら、20cmに迫ろうかという立派なナマコ。リリースするのももったいないのでカップルさんに聞いてみたら引き取ってくれるとのこと。
そのカップルさんというと4.5mの投げ竿を持てあまして、おまけにあまり距離が出てないらしく一投ごとに根掛かりしている様子。これも何かの縁なので、なんか釣って帰って欲しいものである。ちょこっとだけノットと投げ方を教えてあげたらいきなり50m程投げられるようになってなんとか釣りになりそうな雰囲気、おまけにそのまま回収したらクロガシラもついているし、たいしたものです。
初心者の方には是非ルアーロッドとブラーから初めてみることをお勧めしたいと思います、12gのブラーなら針さえ交換の仕方を覚えればたいていの魚が釣れます。7ftのロッドでも意外に飛距離を出せるし、魚が掛かってからの楽しさは投げ竿を凌駕します。
18時過ぎ、まだまだ十分明るく魚が釣れる気がしてなかったのですが、根を交わすようにリフト&フォールを繰り返していると再びゴン!最初の一撃で並のサイズでないことはわかったので大きく合わせてやるときれいに乗りました。ラインは12lbなのでランカーサイズでもない限りブレイクの心配はしていない、でも水面に上がってきたのは結構なサイズのソイ。今日はしっかりとタモを持ってきていたので早速のばすと、アレ!5.4mなのに微妙に届かない。グリップエンドギリギリを持って体を半分乗り出してなんとかタモ入れ成功、メジャーを当てると38cmある。
さて、グラスミノーLで底を叩いたり、ちょっと泳がせてやるとボチボチ20cmサイズが釣れてきはじめた。
正直こんな明るいうちからこんなサイズのソイが上がるとは思っていなかった、人があまり入ってないからスレてないのだろうか。その後もボチボチ25cmサイズが続く。ガルプやミノーMも試してみるが、どうもグラスミノーへの反応が最も高い。私はシャッド系以外のワームとは相性が悪いのだろうか。
今のうちに言っておきますが、実は管理人はソイの区別が付きません。クロソイもマゾイもガヤもすべて「ソイ」としているのは気にしないで読み過ごしてください。
たまに30cmクラスが混じりながらひたすら釣れる、既に20cm以下の画像は撮るのが面倒になっている。
例によって日付は既に日曜に突入し、もうすぐ日の出が近い時間になってきた。爆釣パターンといい松前の時とそっくりである。そろそろマジメにヒラメを狙わなければと思い、ワームをパワーシャッド4に替えるが、これがまたいい型のソイが続く。
パワーシャッドをテキサスで使うのが悪いのか、たまたまそこにヒラメがいないだけなのか、もうこれで2年程ヒラメを見ていない。ソイ狙いの方からみればとても贅沢な話であるが、やはりそろそろヒラメの顔が見たい。
それにしてもサイズ的には松前にかなわないが、瀬棚の防波堤はすごい。陸っぱりでこれだけ釣れるのだから今年ブームになっている沖防はさぞかし凄まじいのだろう。
まだ当分道南通いが続きそうだ。
ロッド:DAIKO ギャレット デイツアーエディション GDEC68MH
リール:ABU SX3600C SW
ワーム:エコギア グラスミノーL・パワーシャッド4